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今年の夏、いとこで中学二年生のゆっきーは群馬からはるばるひとりで知床へ遊びに来た。 ゆっきーは今年の5月あたりから学校へ行かなくなってしまった。 まわりの提案で気分転換に北海道へ行かせたらいいんじゃないかと。 実際に自然大好きなゆっきーの強い要望で知床へやってきた。 学校へ行かなくなった理由は色々あるのだろう。 複雑な家庭環境、祖父の死、学校での友達関係、 せわしない授業についていけない、未来への漠然とした不安、昼夜逆転のせいで朝起きられない、 などであろうか。 やぼな詮索は一切しなかった。 子供は子供で大変でもある。 何もかも親の許可が必要で狭い家ではプライバシーも皆無。 ゆっきーは初めての一人旅で開放感に酔いしれていた・・・。 一応心配風にここへ来るまで乗継やら大丈夫だったかと聞いたら、 「いや~ひとりたび最高ですね~☆」と二ヤついていた・・・。 「このままどっか行けちゃったらいいんですけどね~。。。」と続けて現実逃避していた・・・。 彼女は芸術が好きで、写真にもかなり興味があるようだ。 誰よりも私の写真をじ~っと見ていた。 写真を見ている時のゆっきーの目は真剣でいてキラキラしていて。 滞在している間、少しずつ表情がよくなり、 最後にはシーカヤックで結構な日焼けをして、メガネ部分だけ真っ白の赤パンダになっていた(笑) そして一週間ほど北海道の自然を満喫して帰って行った。 その後のゆっきーは学校へは行かず、適応教室へたまに行っているらしい。 人には立ちどまってゆっくりと、自分のこと、自分の人生をじっくりと考える時期がある。 彼女は今その時なのかな。 私は静かに見守っていきたいと思う。 そして、ひとりで北海道へ来たその行動力を忘れずにいてほしい。 まずは自分の足で歩かなければ何も始まらないのだから。 海への扉を開けて。
by umienotobira
| 2009-12-21 08:56
| 知床・Shirietoku
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